現在開発中の画像処理検査装置ですが・・・
ワークは円形なんですよ。 ドーナツみたいな穴が開いた平べったい丸い板。
真ん中にスピンドル的な物を立てて、そこにワークをセット。
回転させて、ラインスキャンカメラで取り込みって言うような感じでキャプチャします。
当然、円形の物が、帯状の画像で取り込まれますので、
それを演算でまたドーナツ型にしたりしているんです。
ソフト的な処理は、まあその他色々やっておりますが・・・
今回はハード面で玉砕 ^^;
検出精度がかなり厳しいんですよ。
その為、初期には7450 画素のカメラで挑戦しました。
コレは、画素で検出精度を上げたかったから・・・ (単純な発想)
色々あって(企業秘密)、使えない事が判明。
次に、5150 画素!! 同じくボツ・・・
そして、2048 画素へ・・・ このカメラは、比較的良く見えました。
所が!!!
色々有って、このカメラも限界に達しました。
そこで、最終兵器投入と言う事で、DALSA のEC-11 を導入しました!!
http://www.ctc-g.co.jp/~hts/dalsa/pdf/Eclipse.pdf
このDALSA カメラはすごい!! 感度が圧倒的にすごい!!!
TDI ラインスキャンカメラの威力!!!
出力されるラインは、1ラインですが、96段持ってます。
その為、96段分のエネルギーを取り込みますんで、検出感度はもう最高だろうと言う事で、
キャプチャボードは、アバールデータのボード使って、ケーブルも作成して、
昨日から取り込み作戦開始!!
設定に戸惑いまして・・・
基本的に、カメラの設定はすべてRS232C でコマンド送ってやります。
このソフトはわざわざこしらえました。
しかし、回転ステージの速度と、カメラクロック(ボード側)とスキャンレート(ボード側)を合わせても、
なかなか上手く撮れません。
原因は、移動方向・・・
ラインスキャンなのに多段なので、スキャン方向が有るんですよ^^;
それに気がつき、即修正、見事同期に成功!!
きっちりと絵が撮れるじゃないか~~~~~~~~~
と喜んだ次の瞬間・・・
既にお分かりの方もいらっしゃると思いますが・・・
元々、外周部位に速度を設定している為、内周部は速度差が生じ、絵が伸びる傾向があります。
しかし、円形補正かける際に、その辺もすべて補正かかるようにソフトは組んであります。
ところがーーーー
そう、TDI ラインスキャンの速度差は致命傷^^;
内周伸びる伸びる・・・
そりゃそうだ、前後48画素分余計に検出するわ^^;
外周部に移動速度をセットすると、もはや外周部しか使い物にならん絵が出来ちゃった。
最初に考えれば分かる事ですが・・・
玉砕です!!
明日、また元の普通のラインセンサカメラに戻して、
光学系で感度UP 目指すように方向転換します・・・
しかし、高けぇボケかましちゃったなぁ^^;
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